どこかへ行ったとき、ベトさんがまずするのは、「pho, vietnamese food, vietnam restaurant」といったワードでベトナム料理店を検索することだ。あちこちでフォーを食べてきたが、ベトさんには料理の写真を撮る習慣がなく、いつも味で各地のフォーを覚えている。
(C) vnexpress |
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「ハンガリーのフォー店が一番印象的です。店は中心部からかなり離れていて、電車を何本か乗り継いでやっとたどり着きました。店主は久しぶりのベトナム人客だととても張り切って、大きな器でとても美味しいフォーを出してくれました。いまいちな店もありましたが、シェフかオーナーがベトナム人ではなかったのでしょう」とベトさんは振り返る。
フォー1杯の価格が最も高かったのはスイスで20~22USD(約2260~2490円)。一方最も安かったのはカンボジアで2~4USD(約230~450円)だ。フォーを食べるだけでなく、ベトさんは価格の統計もとり、表にして「世界のベトナムフォーマップ」を作っている。英語教師であるベトさんは、この表を世界各地の国旗と物価を教えるために使うのだという。
ベトさんは今回の旅で、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学、ハーバード大学の社会心理学や英語指導方法の短期コースに参加するつもりだ。ベトさんはこのようにして、国際化時代における英語の重要性を生徒や保護者が理解できるようにするため、自身の英語の指導に磨きをかけているのだ。