- 教職員が給与未払いでストライキ
- 保護者ら、警察に被害届け出
- 学校は財務再編を進行中
ホーチミン市ニャーベー郡にあるアメリカン・インターナショナルスクール・ベトナム(AISVN)は18日、給与の支払い遅延を不服とした教職員らがストライキを行い、休校となった。これにより、1400人近くの生徒が影響を受けた。
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18日午後、多くの保護者らがホーチミン市警察傘下の密輸経済汚職犯罪取締警察部(PC03)に被害を届け出て同校を告発した。
AISVNは同日夜、「19日に学校を再開する。ただし、中断が生じる可能性もある」と発表した。
同校のウェブサイトによると、グエン・ティ・ウット・エム会長が2006年に幼稚園から高校までの一貫校としてAISVNを設立した。学費は学年によって年間4億5000万~7億2500万VND(約270万~440万円)となっている。
また、同校では2023年から、保護者らが門前に集まってエム会長に対して借金の返済を要求する横断幕を掲げる姿が見られる。保護者らによると、エム会長に無利子で資金を貸し出すのと引き換えに、子どもの学費を無料にしてもらうという契約を締結したものの、所定の返済期限が過ぎても資金が一向に返済されないという。
これについてエム会長は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響と財務管理の不備が相まって困難な状況に立たされている。正常な状態を取り戻すべく、財務再編を行っている」と述べた。