新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、3年近くも運休していたベトナム~中国を結ぶ国際線の定期便が12月9日から運航を再開した。
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9日朝には、運航再開後の第一便となるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN502便が、ホーチミン市タンソンニャット国際空港を出発し、同日午後に中国・広州に到着した。
これに先立つ2020年初め、新型コロナの感染拡大を受けて、両国間を結ぶ国際線定期便が運航を停止。その後、ベトナムを含む多くの国がニューノーマル(新常態)に移行したことで、2022年初めには殆どの国との間の国際線定期便が運航を再開したが、頑なにゼロコロナ政策を続ける中国との国際線だけが、週1~2便に運航が制限されていた。
中国は最近、新型コロナ対策を大幅に緩和しており、これにより国際線定期便の再開も可能となった。HVNは当面、ホーチミン~広州間路線を週1便、ハノイ~上海間路線を週2便、ホーチミン~上海間路線を週1便で運航する方針。
航空会社は、中国に渡航する旅客に対し、中国政府および大使館が求める規定や書類の提出を順守する必要があると注意を促している。それによると、依然として、渡航48時間前のPCR検査、健康申告、入管時のN95マスク着用、入国後の隔離が必要となっている。