ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は3月から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で3年近く運休していたベトナムと中国を結ぶ国際線定期便の運航を順次再開する予定だ。
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3月からハノイ~北京線を再開して週3便運航するほか、現在週1~2便運航中のハノイ~広州線、ハノイ~上海線、ホーチミン~広州線、ホーチミン~上海線のそれぞれの路線を週4便に増便する。
4月からはダナン(南中部沿岸地方)~広州線、ダナン~上海線、ダナン~成都線、ハノイ~成都線の4路線を再開し、それぞれ週2便運航する。9月からはハノイ~北京線、ハノイ~上海線、ホーチミン~上海線の3路線に、ワイドボディのエアバスA350型機とボーイングB787型機を投入する予定だ。
国内航空各社は、今年1月から中国行きの路線を再開している。格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、ホーチミンと深セン、杭州、上海、四川、武漢を結ぶ各路線をそれぞれ週6便運航中。地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)はハノイ~天津線を運航中で、今年の夏から新たに6路線の運航を計画している。
なお、香港上海銀行(HSBC)は、2023年にベトナムを訪れる中国人観光客の数は50~80%回復し、300万~450万に達すると予想している。