交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)はこのほど、南部メコンデルタ地方キエンザン省のフーコック国際空港のエプロン(駐機場)で、踊りながら動画を撮影した同カントー市在住の女性客(26歳)に対し、航空安全上の規定を順守しなかったとして、6か月の搭乗禁止処分を下した。
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これにより、ベトナムで活動する国内外の航空会社は、当該人物の搭乗を禁止することとなった。空港当局は、当該人物が航空機を利用しないよう、乗客の身分証明書の確認を徹底していく。
当該人物の搭乗禁止期間は、ベトナムの民間航空法および航空安全に関する政令に基づき、2022年8月17日から2023年2月16日までとなることが決まった。
CAAVによると、この女性客は5月18日のフーコック発カントー行きのベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)「VN1740便」に搭乗。フーコック国際空港のエプロンで、航空安全を意図的に脅かす悪質な行為があったとしている。また、この女性客は、セキュリティスタッフの指示を聞かなかったとして、南部空港当局からも行政処分を受けている。