ロシアのネットセキュリティ大手カスペルスキー(Kaspersky)の統計によると、2021年におけるベトナムのモバイルバンキングへのマルウェア攻撃件数は、東南アジアで最多だった。
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ベトナムのモバイルバンキングに対するマルウェア攻撃件数は、前年比+131件増の697件だった。インドネシアとフィリピンもマルウェア攻撃件数が増加したが、タイは前年の255件から28件へと大きく減少している。
また、同年におけるベトナムのモバイル端末に対するマルウェア(不正プログラム)攻撃件数は前年比+46.9%増の計4万3171件だった。ベトナムで最も一般的なマルウェアは「トロイの木馬」となっている。
同年のモバイル端末へのマルウェア攻撃件数を見てみると、インドネシアが37万5547件で、東南アジアで最も多かった。
同社の調査によると、モバイル端末に対するマルウェア攻撃件数は2021年に減少したが、巧妙化と悪質化が進んでいるという。