ホーチミン市兵役義務評議会はこのほど開かれた今年の人民軍採用総括会議の報告の中で、入隊召集の健康基準を満たしていない近視や遠視の人を採用して、専門性の高い部門に配置するよう提案した。
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国防省の2018年の通達第148号/2018/TT-BQPは、目の屈折異常(近視度1.5diop以上や遠視)が健康類別3に該当する者、麻薬中毒者、HIV感染者・エイズ発症者などは、入隊召集の対象に含まないと規定している。
同市兵役義務評議会は、目の屈折異常を持つ人の割合は多いが、学歴が高く軍隊が必要としている人材が多いと指摘。屈折異常が健康類別3に該当する人の採用枠の拡大を検討するよう提案した。また、入隊招集と採用に関する違反行為に対する処罰の強化も提案した。兵役逃れのために意図的にタトゥーを入れた者に対する処罰規定を追加する必要があるとしている。
政府は今年ホーチミン市に対し、4759人を採用して入隊させるよう求め、市は100%達成した。健康類別が1と2の者の割合は82%、学歴が高卒・短大卒・大卒の割合は43%だった。