観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sungroup)と不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)の両社は、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナから退避する現地在住のベトナム人とその家族のベトナムへの帰国便運航費用を全額負担する。
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サングループとベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は10日、帰国便の運航支援に関する協力合意書に署名した。両社は当局の指示に従って帰国便の機材を手配し、ベトナム航空は優遇料金を提示し、サングループが10回分の費用を全額負担する。退避するベトナム人や家族は、無料で搭乗できる。
FLCグループは傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)で帰国便を運航する。費用はFLCが全額負担する。バンブー航空の最初の帰国便は、ポーランドから300人のウクライナ在住ベトナム人を乗せて10日午前、ハノイ市ノイバイ国際空港に到着した。
バンブー航空は今後も政府の計画に従って、ウクライナから退避するベトナム人の帰国便を運航する。ベトナム民間航空局(CAAV)には、プラハ(チェコ)、ブカレスト(ルーマニア)、ワルシャワ(ポーランド)、ブダペスト(ハンガリー)、ブラチスラバ(スロバキア)、モスクワ(ロシア)、ミンスク(ベラルーシ)の7都市からハノイ市への帰国便の計画を提出している。