保健省は28日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異株である「オミクロン株」の感染者が国内で初めて確認されたと明らかにした。これを受けて27日夜から感染対策が強化されている。
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保健省によると、オミクロン株の国内感染者第1号となったのは、英国から入国した男性K・V・H・Mさん。男性は12月19日夜にハノイ市ノイバイ国際空港に到着し、迅速検査の結果で陽性判定が確認された。
男性は空港から隔離先の第108軍隊中央病院に搬送され、PCR検査を受けて陽性が確定。翌20日にウイルスのゲノム(DNAの遺伝情報)解析をした結果、オミクロン株である疑いが出てきたため、男性から再度検体を採取して検査したところ、オミクロン株への感染が明らかとなった。
保健省はオミクロン株の感染者が確認されたことを首相に報告し、市中感染拡大を防ぐべく、引き続き予防対策を徹底する方針を示した。