ハノイ市党委書記のディン・ティエン・ズン氏は29日午後、党常任委員会が学生の対面授業再開について検討し意見を述べたと明らかにした。それによると、市内の高校生と職業訓練センターの生徒の対面授業を12月6日(月)から再開させる方針。
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これに先立ち、同市では郊外の9年生(中学4年生)の対面授業を再開していた。市では、対面授業を再開させるエリアを、直近14日間で新規感染者が確認されていない感染流行レベル1および2の各区・郡・町・村に拡大する方針。再開時期は12月6日からを予定している。
ハノイ市では、11月23日から15~17歳の未成年者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を開始。この大半は高校生で、これまでに接種率は90%以上に達している。
ズン書記は、新型コロナの感染状況は依然として複雑であり、市内の新規感染者数も増加傾向にあると警鐘を鳴らした上で、「この状況下で学生たちを学校に戻すには、最優先される学生の安全を確保するために入念な準備が必要になる。教育施設は、教育訓練局と保健局が定める安全基準を満たさなければならない」と強調した。