ホーチミン市1区グエンズー(Nguyen Du)通りのある喫茶店では現在、一度に入店する客を最大15人に制限し、入店時間も約20分までに制限して営業している。この喫茶店は、ドゥックバー(聖母マリア)教会やホーチミン市郵便局など有名観光スポットからも近く、かつては大勢の外国人観光客で賑わっていた。
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新型コロナ対策の社会的隔離措置の緩和により、この喫茶店は10月1日からテイクアウトのみで営業を再開。その後、10月末に規制がさらに緩和されたことを受け、市内では約5か月ぶりに店内飲食が可能となったが、依然として営業時間の短縮が求められている。
店舗マネージャーのP氏によると、店では以前、一度に30人の客を入店させていたが、感染対策のために現在は半分の15人に制限。次の客に座席を用意するため、客が来店したとき、着席可能な時間を知らせるシステムを採用しているが、不快感を示す客もおり、そのことを告げると、席で飲まずにテイクアウトを選ぶ客もいた。
一方で、入店時間の制限に賛同する客もいる。ビンタイン区在住のN氏は、毎朝の運動後に友人と喫茶店でコーヒーを飲むのを習慣としている。同氏は入店時間の制限について、「感染対策のためには相応しい措置だと思う。知らない人の近くに座って長居しようとも思わない」と話した。