ホーチミン市保健局は、感染・重症化リスクが高い人や医療関係者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの「ブースター接種」と呼ばれる3回目の接種を年内に実施するよう市人民委員会に提案している。このほど開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策会議で、保健局のグエン・バン・ビン・チャウ副局長が明らかにした。
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チャウ氏によると、年内のワクチン接種計画として、18歳以上で未接種の人への1~2回目、12~17歳の未成年者への1~2回目、リスクが高い人や医療関係者への3回目を予定している。また、2022年には、3歳以上の小児への1~2回目の接種、接種を完了してから保健省が規定する期間を過ぎた人への3~4回目の接種を計画している。
ホーチミン市では10月28日時点で、ワクチンを1回接種した人が710万人余り、2回接種した人は560万人余りとなっている。チャウ氏は「ワクチン接種は長期的かつ最上位の戦略で、全ての市民をカバーしなくてはならない。妊婦や50歳以上の人、基礎疾患のある人、肥満の人、医療従事者など、感染・重症化リスクの高い人には優先的にワクチンを接種する」と強調した。