保健省は26日午後、12~17歳の未成年者に接種する新型コロナウイルスワクチンとして、米ファイザー(Pfizer)と独バイオンテック(BioNTech)が共同開発する「コミナティ筋注(Comirnaty)」を指定した。
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これは、26日午後に開かれた未成年者向け新型コロナウイルスワクチン接種に関する会合でグエン・タイン・ロン保健相が明らかにしたもの。現時点でアメリカ食品医薬品局(FDA)によってこの年齢層への接種が承認されたのはファイザー製のみとなっている。
ホーチミン市は27日、全国に先駆けて未成年者向けワクチン接種を開始した。
保健省は11月から全国で未成年者向けワクチン接種を指導する方針。まずは感染率や人口密度が高い省・市を優先する。また、16~17歳の高校生を優先し、未成年者のうち年齢の高い者から順に接種を手配する。
未成年者は教育施設や街区・村の診療所、区・郡の医療センター、病院(基礎疾患がある場合や肥満の場合)で接種を受ける。
なお、12歳未満の対象者については、2022年以降に接種を手配する方針だ。
ファイザー製ワクチンは世界約30か国・地域で12~17歳の未成年者向けのワクチン接種に使用されている。FDAは23日、ファイザー製ワクチンの接種対象を5~11歳にも広げることを推奨し、近く接種対象の拡大を承認する可能性を示唆した。