保健省は、米ファイザー(Pfizer)製ワクチンの配分を決定すると同時に、異なるメーカーのワクチンとの組み合わせ接種を許可した。
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これにより、接種者が同意すれば、1回目に英アストラゼネカ(AstraZeneca)製、8~12週間後の2回目にファイザー製のワクチンを接種することが可能となる。その他のメーカーのワクチンについても、1回目と2回目の接種間隔は1回目のワクチンの規定に従うこととなる。
この組み合わせ接種は、ワクチンの供給が限られている状況下での対応。すでに複数の国で異なるワクチンの組み合わせ接種を実施しており効果も認められているが、現時点でメーカーと世界保健機関(WHO)は2回とも同じ種類のワクチンを接種することを推奨している。
保健省が今回発表した計画では、ファイザー製ワクチン74万5000回分を全国63省・市に配分することになっているが、現時点で受領したのは9万7000回分余りに留まっている。残りは今月中に受領する見通し。これは、ベトナムが5月にファイザーと締結した3100万回分の供給契約の一部となる。
このうち、ホーチミン市に5万5000回分、ハノイ市に3万8610回分、東南部地方ビンズオン省と同ドンナイ省にそれぞれ2万5740回分ずつ配分する計画。