グエン・バン・トゥアン保健次官によると、保健省は世界各国で行われている研究成果をもとに、異なる新型コロナウイルスワクチンを組み合わせた場合の接種について研究を進めているという。
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海外の報道によると、新型コロナウイルスワクチン接種で1回目と2回目でそれぞれ異なるメーカーのワクチンを使用した場合でも、免疫獲得の効果が得られるという。
トゥアン次官は、1回目で英アストラゼネカ(AstraZeneca)製のワクチンを接種した後、2回目で米ファイザー(Pfizer)をはじめとした他社のワクチンを使用しても問題ないとしており、ワクチン接種が滞りなく進むよう国民に対し、ワクチンの選り好みをしないよう求めている。
また、同次官は「ワクチン接種を十分に受けたからと言って必ずしも新型コロナウイルスの脅威から100%守られるわけではないため、引き続き感染予防対策を遵守する必要がある」と強調した。
ハノイ市の中央衛生疫学研究所のダン・ドゥック・アイン所長が欧米の研究成果を引用したところによると、1回目でアストラゼネカ、2回目でファイザーを投与すると免疫効果が通常よりも高まるという。
なお、米国ではワクチン不足や注射を受けた人がどのワクチンを接種したか覚えていないなどの特別な場合のみ、ファイザー製ワクチンおよびモデルナ(Moderna)製ワクチンを組み合わせて接種することが認められている。