韓国統計庁の発表によると2019年、妻か夫が外国人もしくは帰化者である国際結婚夫婦のうち妻の国籍ではベトナムが最多となった。
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国際結婚総数は2万4721件で前年比+4.0%増え、全体の婚姻数が23万9159人で▲7.2%減少したのと対照的となった。国際結婚では男性が年上の夫婦が78.5%に上り、年齢差10歳以上の夫婦が42.0%と最多を占めた。婚姻時の年齢が男性で45歳以上(29.5%)、女性で20代後半(25.8%)がもっとも多い点も明らかになっている。
韓国を除く配偶者の国籍をみると、妻では30.4%のベトナムがもっとも多く、夫では中国(8.2%)、米国(6.1%)、ベトナム(2.6%)の順となった。ベトナム人妻は2016年から4年連続で最多を占めている。
国際結婚夫婦に生まれた子どもは▲0.8%減の1万7939人。うちベトナムは母親の国籍でもトップとなる38.2%を占めた。ベトナム人母は数値が発表されている2009年から30%以上の高水準でトップを維持している。一方、ベトナム人父は中国(8.0%)と米国(4.3%)に続く3.5%。0.2%だった2012年から増え続けている。
離婚数は▲3.8%減の9868件だった。離婚したベトナム人妻は中国(37.8%)に次ぐ26.5%に上る。ベトナム人夫は4番目となる1.1%だった。妻の離婚率は10.0%だった2009年以来、夫は0.1%だった2013年以来、それぞれ増加を続けている。