ホーチミン市タンソンニャット国際空港から日本航空(JAL)JL750便で8日に成田国際空港に到着したベトナム人女性(28歳)が、成田国際空港で受けた新型コロナウイルス検査で陽性となり、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市に住む女性の家族5人が接触者として特定・隔離されたことがわかった。
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これを受けて、カインホア省疾病管制センターは11日までに、ニャチャン市にある女性の自宅や周辺の消毒を行った。接触者として特定・隔離されたのは、女性の両親、姉夫婦、姪の5人で、いずれも検査の結果は陰性だった。
女性は日本に向かう前はニャチャン市で家族とともに暮らしており、めったに外出もしなかった。また、咳や熱、息苦しさなどの症状もなかったという。
女性は6日に夫と息子とともにベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN1349便でニャチャン市からホーチミン市へ移動し、その日はホテルに滞在。翌7日夜にJL750便で成田国際空港に向かった。成田国際空港での検査で夫と息子はいずれも陰性だった。
カインホア省では新型コロナの第2波で4人の感染者が出ているが、うち3人は海外からの入国者だった。省内では感染者の接触者など1058人が隔離されている。