ハノイ市の中央熱帯病病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療を受けていた11人の患者が5日に退院した。この中には、国内の感染者で最高齢だった88歳の女性(国内161人目の感染者)も含まれる。
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この女性は以前に脳出血を患っており、後遺症で左半身に麻痺がある。新型コロナ発症後は人工呼吸器を装着するなど特に重症だったが、その後、意識が回復。5度の検査の結果で陰性が確認されたため、退院手続きが取られた。現在は普通に飲食が出来る状態まで回復しているという。女性は基礎疾患治療のため、同市バックマイ病院に転院した。
この他、一度退院して後に再陽性となった患者2人(国内74人目と137人目の感染者)を含む10人が同日、中央熱帯病病院を退院した。患者らは退院後も14日間の隔離措置および健康観察を受けることになっている。
これにより、5月5日午後の時点で、ベトナム国内で見つかった感染者のうち232人が退院済みとなった。残る治療中患者は39人で、このうち国内19人目と91人目の感染者が重症となっている。