新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の5日午前6時の発表によると、同時点におけるベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は計271人で、うち221人が既に退院している。
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これに先立ち、3日に英国からベトナムへ入国した英国人の感染が確認された。国内での感染確認は9日ぶりだったが、入国者を除く新規感染は19日間続けてゼロ人となっている。一方、退院後14日間の隔離・経過観察中の検査で再陽性と判定された患者が増加傾向にある。これまでに死者は出ていない。
3日に感染が確認された271人目の感染者は、ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)の東南部地方バリア・ブンタウ省での案件に携わる英国人専門家の男性(37歳)。この男性は4月28日に英国から専用機でホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着し、2日に受けた2回目の検査で陽性と判定された。現在は同市クチ郡仮設病院で隔離されている。
同機には他の専門家12人も同乗していたが、いずれも入国後にホーチミン市カンゾー郡で隔離され、2回の検査の結果は陰性となっている。
ホーチミン市疾病管制センターの情報によると、271人目の感染者の男性は4月7日に英国で新型コロナウイルス陽性と判定された。しかし、病院には入院せず、自宅で隔離されていた。その後、4月21日の検査で陰性となり、ベトナムに渡る前に陰性の証明書も発行されたという。