新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が国内で最も多い北部紅河デルタ地方ビンフック省では25日、隔離施設での14日間の隔離期間を終えた82人が帰宅した。
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この82人は感染者と接触した人々で、14日間にわたり健康状態のチェックが行われ、2回の検査で陰性が確認された。
このうちの1人である同省ビンスエン郡ティエンケー村(xa Thien Ke, huyen Binh Xuyen)在住のブイ・ティ・ドンさんは、娘が国内13人目の感染者。娘は日系企業の従業員で、武漢での研修後に帰国し感染が判明した。娘は完治し退院済みで、他の家族にも症状はないという。
また、感染者の1人が通うビンスエン郡ボーティサウ高校の生徒らも10日から施設に隔離されていたが、同日にようやく帰宅が叶った。
施設での隔離を終えた82人は、引き続き7日間にわたり村の診療所の監視のもとで自宅隔離となる。
なお、ベトナム国内ではこれまでに16人の感染者が見つかったが、25日午前の時点で全員が完治している。ただし、ベトナム当局は感染流行が再発する可能性もあるとして引き続き警戒を高めている。