中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、これまでにベトナム国内で16人の感染者が見つかったが、25日午前の時点で全員が完治している。
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ブー・ドゥック・ダム副首相が25日に開かれた700機関とのビデオ会議で明らかにした。ダム副首相は「新型コロナウイルス対策の一環として報道機関に対し明確な情報公開を徹底させている」とコメントした。
感染者16人の中には、生後3か月の乳児と73歳の男性も含まれる。16人中14人がベトナム人、残る2人が中国人で湖北省武漢市の李鼎=Li Dingさん(男性・66歳)と息子の李自超=Li Zichaoさん(男性・28歳)。
ベトナムでは、国内初の感染例となった李鼎さんと、武漢での研修から帰国した北部紅河デルタ地方ビンフック省の日系企業の従業員数人が感染源だったことが確認された。
当局は13日から、感染者が集中するビンフック省ビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi, huyen Binh Xuyen)を封鎖し全住民を隔離している。同日以降、ベトナム国内では新たな感染者が見つかっていない。
なお、ベトナムでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国の教育施設で2月3日から2月29日まで休校措置が適用されており、休校措置は3月末まで延長される可能性もある。