ホーチミン市では、新型コロナウイルス感染の疑いにより29人が病院に隔離されていたが、11日までに全員が検査で陰性と判明し、同市の感染疑い例はゼロとなった。
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感染が疑われるのは、感染者または流行地域から来た人に接触した後14日以内に発熱や咳などの症状が現れた場合。ホーチミン市保健局によると、感染疑いのほかに感染者と接触したが症状のない39人について、14日間にわたり自宅で経過観察中だという。
北中部地方ハティン省では、1月30日に中国から東北部地方クアンニン省モンカイ国境検問所経由で入国し自転車でホーチミン市を目指していた中国人男性(25歳)が病院に隔離されたが、検査の結果は陰性で11日に退院した。
同省では11日までに、14人が感染疑いにより隔離され検査を受けたが、全員が陰性だった。うち12人は退院し、残る2人は隔離エリアから出て引き続き経過観察中だが、いずれも熱や咳などの症状は治まっている。
北部紅河デルタ地方ハイフォン市では、外国人2人を含む28人が感染疑いで隔離されているが、いずれも検査の結果は陰性だった。
なお、12日午後の時点でベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は15人となっており、うち6人は既に完治し退院している。また、国内で最初に感染が確認された中国人親子の父親も完治し、12日中に退院する見通しだ。