ベトナムは、国際労働機関(ILO)の1948年の職業安定組織条約(第88号)を批准した。これは、ベトナムが批准した22件目のILO条約となる。
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同条約は、職業安定組織の本来の任務を完全雇用の達成と維持だとし、批准国に対して誰もが職業紹介サービスを利用できるよう無料の公共職業安定組織を維持し、全国に事務所を設置し運営するよう求めるもの。
近年、人材紹介業界は飛躍的な成長を遂げているが、ILOの調査によると、ベトナム人青年のうち、家族・知人・友人の紹介による就職率が40%の高水準となっている。職業紹介サービスの充実化により、求職と求人が効率化され、生産性の向上にも繋がるものと見込まれる。
なお、ベトナムは2019年中に1949年の団結権及び団体交渉権条約(第98号)および1983年の職業リハビリテーション及び雇用(障害者)条約(第159号)を批准する予定。