資源環境省は、2018年における企業各社の環境規定遵守に関する調査の計画について、対象企業リストを公表した。
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同リストには、◇ダナン鉄鋼[DNS](Da Nang Steel)、◇ダナイ鉄鋼[DNY](Dana-Y Steel)、◇サオバンゴムタイヤ[SRC](Sao Vang Rubber)、◇ハノイビール・アルコール飲料[BHN](Habeco)などの大手企業が含まれている。
しかし、北中部地方で2016年4月に魚の大量死事故を引き起こした台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)は調査対象となっていない。
これについて資源環境省は、2016年7月から3年間にわたり24時間体制で監視カメラを設置した移動型環境観測所2か所でFHSの監視・検査を行っているためとしている。現在まで1日に3回継続して行っている調査では、海に流す前のFHSの廃水は排水基準をクリアしていることが確認されている。
また、FHSは被害是正について、廃水処理システムを確保し、新たに下水処理や生物化学的廃水処理、工業廃水処理の工場をそれぞれ設置するなどしたという。