資源環境省は10日、北中部地方で4月に発生した魚の大量死事故を引き起こした台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)の違反是正結果を報告した。
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報告によると、同社はこれまでに分工場9か所の廃水処理システムを確保し、処理後の水を再利用している。また、これまで下水及び生物化学的廃水は工業廃水処理工場で一緒に処理してから海に流していたが、新たに下水処理、生物化学的廃水処理、工業廃水処理の工場をそれぞれ設置した。
同社は更に、9月末から廃水観測システムに6指標を新たに導入した。ここで観測したデータは、北中部地方ハティン省資源環境局及び資源環境省環境総局に毎日共有されている。環境総局が移動型環境観測所2か所で7月27日から現在まで1日に3回継続して行っている調査の結果、海に流す前のFHSの廃水は排水基準をクリアしていることが確認されている。