シンガポールとベトナム、フィリピン、香港、日本のアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」の切断事故が10日に発生し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。切断地点は香港付近。
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これに先立ち、8日にもベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の漏電トラブルが発生した。現在復旧工事が進められており、インターネットアクセスは18日にも完全に復旧する見通しだ。
総延長2万kmに及ぶAAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。
こうした中、2016年末にアジア域内を結ぶ新たな大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(Asia Pacific Gateway=APG)」の試験運用が開始された。各通信事業者は、AAGへの依存度を軽減すべく、APGのほかにもアジアとヨーロッパを結ぶ新たな大容量光海底ケーブル「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」の敷設を進めている。