スイスとリヒテンシュタインで開催された「第47回国際物理オリンピック」で、ベトナム代表として出場した高校生5人のうち2人が金メダル、2人が銀メダル、1人が銅メダルを獲得し、今年も全員メダル獲得の快挙を成し遂げた。
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金メダルを獲得したのは、ディン・ティ・フオン・タオさん(紅河デルタ地方ナムディン省レホンフォン高校3年)、グエン・テー・クインさん(北中部地方クアンビン省ボーグエンザップ高校2年)の2人。金メダルを獲得したタオさんは、前年の国際物理オリンピックでも金メダルを獲得している。また、前年に引き続き今年も全ての女子出場者の中で最高成績をおさめ、2年連続で特別賞を受賞した。
銀メダルは、グエン・クアン・ナムさん(ハノイ市師範大学付属高校3年)、ファム・クアン・ミンさん(ハノイアムステルダム高校3年)の2人。ナムさんは、前年の国際物理オリンピックで金メダルを獲得した。このほか、今年はファム・ゴック・ナムさん(ナムディン省レホンフォン高校3年)が銅メダルを獲得している。
日本代表も、出場した5人全員がメダルを獲得した。金メダルは、奈良・東大寺学園高校2年の渡邉明大さん、東京・筑波大学附属駒場高校3年の福澤昂汰さん、大阪・大阪星光学院高校3年の吉田智治さんの3人。日本代表が1大会で金メダルを3個獲得するのは5年ぶりのことで、渡邉さんは2年連続の金メダル獲得となった。このほか、2人がそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得した。
今回の国際物理オリンピックには、世界84か国・地域の高校生398人が出場した。このうち、出場者の55%にあたる219人がメダルを獲得した。