イスラエルで7日から15日にかけて開催された「第50回国際物理オリンピック(IPhO 2019)」で、ベトナム代表として出場した高校生5人のうち3人が金メダル、2人が銀メダルを獲得し、全員メダル獲得の快挙を成し遂げた。
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国・地域別のメダル数では、ベトナムは金メダル5個の中国と韓国、金メダル4個のロシアに次いで4位に立った。
金メダルを獲得したのは、チャン・スアン・トゥンさん(ハノイ市ハノイアムステルダム高校3年)とグエン・スアン・ウンさん(ハノイ国家大学自然大学付属高校3年)、グエン・カイン・リンさん(北中部地方タインホア省ラムソン高校3年)の3人。
銀メダルは、レ・ベト・ホアンさん(紅河デルタ地方ハナム省ビエンホア高校3年)とチン・ズイ・ヒエウさん(東北部地方バクザン省バクザン高校3年)の2人。
このうち、金メダルを獲得したリンさんは出場した女子生徒の中で最も高い成績を残し、特別賞を受賞した。また、ウンさんとヒエウさんの2人は、5月にオーストラリアのアデレードで開催された「第20回アジア物理オリンピック(APhO 2019)」でいずれも銀メダルを獲得している。
今回の国際物理オリンピックには、世界78か国・地域の高校生360人が出場した。日本代表は、出場した5人のうち1人が金メダル、4人が銀メダルで、全員がメダルを獲得した。これにより、日本代表が金メダルを獲得するのは5年連続、代表全員がメダルを獲得するのは9年連続となった。