クアンチ省:戦争時の不発弾が爆発、NGO職員のベトナム人死亡

2016/05/24 14:12 JST配信

 北中部地方クアンチ省ハイラン郡ハイバー村コールイ村落で18日午前9時頃、ベトナム戦争時代から地中に眠っていたクラスター弾が爆発し、地雷・不発弾処理に活躍するNGO(非政府組織)「RENEW」職員のベトナム人男性1人が死亡、1人が負傷する事故が発生した。

(C) vnexpress, Hoang Tao
(C) vnexpress, Hoang Tao

 この事故で、ゴ・ティエン・キエットさん(45歳)が死亡、グエン・バン・ハオさん(43歳)が負傷した。ハオさんは北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市のフエ中央病院で治療を受けている。死亡したキエットさんは、不発弾処理のベテランで、チームリーダーを務めていた。

 2人は、不発弾が残る地域の地図を作成するため、現地調査を行っているところだった。RENEWによると、2001年に活動を開始してから、職員が不発弾の事故に遭うのは今回が初めてだという。

 ベトナム戦争時の激戦地だったクアンチ省は、国内で不発弾が最も多く残る地域となっている。ベトナム退役軍人記念基金(VVMF)が立ち上げたRENEWは、同省で現地調査や不発弾の処理、不発弾の危険性の教育、被害者の支援などを行っている。

[Hoang Tao, VNExpress, 18/5/2016 | 20:51 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 女性13人から成る第19クラスター爆弾除去隊(MAT19)は、北中部地方クアンチ省で戦争の負の遺産である爆...
 18日午前10時ごろ、南中部沿岸地方カインホア省カインソン郡トーハップ町タールオン村落にある民家で不...
 北中部地方クアンビン省ボーチャック郡タンチャック村を通過するクエットタン20号線沿いの森林で22日13...
 ハノイ市で27日、労働傷病兵社会省、ジュネーブ人道的地雷除去国際センター、および米国ベトナム退役軍...
 2010年~2025年に戦後の地雷・不発弾を克服する国家行動プログラムを実施する国家指導委員会(504号指導...
 グエン・フイ・ヒエウ国防次官によると、ベトナム中部の沿岸地域を中心に約80万個の不発弾がまだ地中に...
 ベトナム爆弾地雷除去作業センター(VBMAC)はこのほど、同センターの2009~2010年地雷除去プロジェクト...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る