ホーチミン市タンソンニャット国際空港税関支局はこのほど、ベトナム人男性が現金321万円を無申告で持ち出そうとしているのを発見し、違法な外貨の輸送に当たるとして摘発した。
このベトナム人男性は、日本へ行くため同空港で出国手続きを行っていたという。同空港税関支局は各関連当局と協力し、更に詳しく調べを進めると共に、規定に従いこの男性を処分するとしている。
現行規定では、ベトナム入国時の外貨持ち込み額及び出国時の外貨持ち出し額に制限はないが、出入国時に米ドル5000USD(約56万円)以上または同額相当以上の外貨、ベトナムドン1500万VND(約7万5400円)以上のいずれかを所持している場合、税関申告する必要がある。これを超える現金を無申告で所持していた場合、所持金を没収されることになる。