ハノイ市でこのほど開催された自動車・バイク・部品関連の展示会「第12回ベトナムオートエキスポ(Vietnam AutoExpo 2015)」で、イタリアのオートバイ・自動車メーカーであるピアジオ(Piaggio)の高級スクーター「べスパ946(Vespa 946)」に酷似した中国製の電動バイクが堂々と展示され、話題になっている。
(C) soha, ベスパ946酷似の電動バイク |
(C) piaggio, ベスパ946 |
この電動バイクは、ブランド名が「S15」で、ベトナムの零細企業が中国から輸入し出展したもの。販売価格は1500万VND(約8万6000円)。一方、海外から輸入された「べスパ946」の販売価格はその24倍に当たる3億6500万VND(約210万円)となっている。
今回、展示会に模倣品が出展されたことを受け、中国製模倣品の流通及び商標権の侵害行為に手を貸したも同然として、展示会の開催委員会を非難する声が上がっている。