北中部ハティン省キーアイン郡ブンアン経済区で3月25日に発生し、刑事事件として立件された台湾フォルモサグループの足場崩落事故で、同省警察は2か月の捜査と証拠物件収集を経て、労働安全衛生に関する規定違反の容疑で同省在住の韓国人技術者2人を逮捕した。
(C) vnexpress |
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逮捕されたのは、イ・ジェミョン容疑者(62歳)とキム・ジョンウク容疑者(43歳)の2人。事故当日、足場が大きく揺れると同時に大きな音がしたため、ベトナム人作業員らは作業を一時中断して工事現場から離れたが、容疑者2人は工事現場の責任者として自ら足場に乗り確認を行った後、作業を再開するよう指示したという。事故が発生したのは作業を再開した直後だった。
同事故は、フォルモサグループが展開する製鉄複合地区案件の一部、ソンズオン深港建設工事現場で高さ30mの足場が崩落したもので、下敷きとなったベトナム人作業員ら13人が死亡、29人が重傷を負った。