北中部ハティン省キーアイン郡ブンアン経済区で25日に発生した台湾フォルモサグループの足場崩落事故に関して、死亡した作業員らの遺族に対する賠償が決定した。
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同事故は、フォルモサグループが展開する製鉄複合地区案件の一部、ソンズオン深港建設工事現場で高さ30mの足場が崩落し、下敷きとなったベトナム人作業員ら約50人が死傷したもの。
それによると、建設工事を請け負う韓国サムスン物産(Samsung C&T)は死亡者の遺族に対し、賠償金としてそれぞれ3億5000万VND(約200万円)を支払う。更に1人につき5000万VND(約28万円)の保険金も支給され、遺族は計4億VND(約220万円)を受け取ることになる見通し。
なお、同省人民委員会は投資主のフォルモサグループに対し、同案件の全ての工事における労働安全衛生を見直し、4月10日までに現状を報告するよう求めた。また、事故の再発を防ぐべく、同省の建設局及び労働傷病兵社会局に対しても、同案件の労働安全衛生の実施状況を常時監視・検査するよう指示した。