視覚障害者用眼鏡を31人に贈与、センサーで障害物を感知

2014/11/20 16:00 JST配信

 障害者人材育成センター(DRD)及びホーチミン市青年社会事業センターはこのほど、視覚障害者の移動をサポートする特殊眼鏡を視覚障害者31人に贈与した。この特殊眼鏡は、ホーチミン市技術師範大学で教師を務めるグエン・バー・ハイ博士によって開発されたもの。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 この特殊眼鏡の中心にはセンサーが取り付けられており、センサーが作動することで眼鏡からの距離1.2m圏内にある障害物を感知し、振動により障害物の情報が使用者に伝えられる。

 今回この特殊眼鏡を贈与されたうちの1人、視覚障害者施設「ティエンアンホーム(Thien An Home)」のグエン・クオック・フォン所長は、「視覚障害者にとって最も難しいのは移動だ。視覚障害者用杖は路上にある障害物を感知するに過ぎず、高いところにある枝やひさしなどの障害物にぶつかる危険性がある。この特殊眼鏡を掛ければ正面だけでなく上下左右の障害物も感知するため、通勤や通学などの移動も安心してできるようになる」と話した。

[Thai Binh, Tuoi tre, 14:32(GMT+7) 18/11/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市技術師範大学機械工学部の大学4年生のグループがこのほど、グエン・チュオン・ティン学部...
 ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel Group)は18日、視覚障害者向けスマートフォン「スピーク...
 建設省はこのほど、障害者の利用を保障した建設物に関する国家技術基準を定めた通達第21号/2014/TT-BXD...
 ホーチミン市技術師範大学でメカトロニクスを学ぶ大学生2人、タイ・アイン・トゥンさんとフイン・ゴッ...

新着ニュース一覧

 米国への留学生数に関する調査を実施しているIIE(米国国際教育研究所)が先般発表した最新レポート「
 ベトナム共産党政治局はこのほど、ホーチミン市に国際金融センター、南中部沿岸地方ダナン市に地域金融...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市人民委員会は20日、1区のベンタイン市場、チャン・フン・ダオ廟、1区人民委員会庁舎などを...
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 在ホーチミン日本国総領事館で19日、日本政府による令和6年度(2024年度)前期対ベトナム草の根・人間の...
 ホーチミン市では2025年年初から、市内を走る全ての補助金付き路線バスの運賃支払いをキャッシュレス化...
 北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン(Vinh Tuong)郡人民委員会は21日夜、同郡ビンソン(Vinh So...
 一般財団法人学生サポートセンター(東京都新宿区)とハノイ大学(Hanoi University、ハノイ市)は12日、教...
 ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月19日(木)から22日(日)まで、防衛・セキュリティ関連の国際展...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
トップページに戻る