シンガポール国際基金(Singapore International Foundation=SIF)とホーチミン市総合科学図書館はこのほど、移動デジタル図書館「知識の車輪」プログラムの発足式を開催した。このプログラムは、ホーチミン市の小中学生向けに3年間実施される。
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移動デジタル図書館は1か月に4回活動する。ビンチャイン郡の小中学校5校と文化センター3か所を回って、小中学生約3000人に学習資料を提供したり、IT製品を利用した学習方法に触れたりしてもらう。
また、シンガポールから300人のボランティアが参加して、英会話やIT利用法の教室を開いて生徒達との文化交流を深めるほか、市総合科学図書館の職員24人にITを利用した図書館管理の訓練を実施する予定。
同図書館のブイ・スアン・ドゥック館長は、「知識の車輪」プログラムはホーチミン市とシンガポールの市民の絆を強め、子供達の読書習慣の形成やIT理解を助けるなど多くの利益をもたらすと歓迎している。