ホーチミン市第2小児病院は31日、性別が曖昧だった3歳の児童に「性別再認定証明書」を発行した。こうした証明書が発行されたのは南部では初めて。31日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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証明を受けたのは、ホーチミン市フンブオン病院で2010年2月に生まれたMちゃんで、男児の性器を有しているように見えたことから男児と思われていた。ところが、満3歳を過ぎた頃から外尿道口の位置が異常であることに家族が気付いて第2小児病院で受診、染色体検査により性別が女性だったことが判明した。
同病院のファム・ゴック・タック医師によると、副腎に疾患のある女児の場合、陰核が肥大して男児の性器状になる場合があるという。Mちゃんはその後、陰核の形成手術を受けた。同病院には、2~7歳の児童6人が性別再認定を申請しており、判定を待っている。
保健省は性別再認定を実施できる条件の整った病院として、第2小児病院の他、ハノイ市の中央小児病院とベトドク病院の3病院を認めている。同省の統計によると、2008年までに性別が曖昧な状態で誕生した児童は約7000人に上っている。