東北部ラオカイ省ムオンクオン郡、バクハ郡、シマカイ郡で27日、夜中0時ごろからおよそ20分間にわたり大粒の雹(ひょう)が降った。雹の大きさは直径4~6センチほどで、屋根が破壊されるなど約1万5000世帯に被害が出た。28日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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捜索・救難国家委員会事務所が27日午後時点で収集した情報によると、この降雹によりラオカイ省で怪我をした人は26人、破損した家屋は1万5000世帯に上り、いまだかつてない被害規模となった。
また、東北部ハザン省バククアン郡、クアンビン郡、イエンビン郡でも同日雹が降り、およそ80世帯が破損した。
中央気象予報台によると、最近北部の気温が高くなっており、強い上昇気流が発生しているところに寒気が流れ込んで、雹が発生しやすい状態になっている。これから5月までは降雹や竜巻が発生しやすい時期であるため、警戒する必要があるという。