ホーチミン市農業農村開発局は、衛生基準に問題がある食料品や疫病を引き起こす恐れのある食料品などの情報に対して懸賞金を掛けることを明らかにした。それによると、正確な情報を提供した者には100万ドン(約3770円)の懸賞金が与えられる。8日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
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現在、国内市場には中国から違法に輸入された家畜・家禽の安い肉が溢れており、国内畜産農家に与える影響は日に日に増してきている。ハノイ市では、年初9か月に摘発した密輸家畜・家禽肉を処分するため、150億ドン(約5660万円)を投入した。またホーチミン市では、年初9か月に屠殺・解体および運送に関する違反4100件を摘発し、家畜・家禽肉350tを処分した。
農業農村開発省によると、北中部トゥアティエン・フエ省以北の12省にある家畜・家禽場のうち、獣医局(検疫局)の検査を毎日受けているところは全体の8.05%に過ぎない。
なお、ホーチミン市では最近、韓国産鶏肉の安全性が疑問視されるようになっており、市内の一部のスーパーが韓国産鶏肉の流通を停止した。