ホーチミン市農業農村開発局の2011~2015年における市内の食肉加工システム計画によると、同局は2013年末までにカンゾー郡にある屠殺場2か所を除く市内の家畜・家禽小規模屠殺場を全て閉鎖し、その代わりに2013年末までに大規模な食肉加工工場を3か所建設する予定。6日付ベトナムプラスが報じた。
建設が計画されている食肉加工工場と1日当たりの加工能力は、▽タンヒエップ食品加工工場:1000~3000頭、▽ホクモン商業株式会社:1000~2000頭、▽サイゴン農業総公社(SAGRI)のタンタインタイ食肉加工工場:1500~2000頭――。このほか、家禽食肉加工工場も2か所建設される予定。
同局は、大規模な食肉加工工場の建設により、家畜・家禽の違法な解体を阻止し、食品安全管理を徹底していく方針。近年、検疫を受けていない家畜や病死した家畜も違法に解体され市場に出回っていることが問題視されている。