「腕利きの外国人医師団を擁し、3つ星ホテル並みのサービスを提供する国際レベルのホテル病院」と大々的に宣伝している病院がある。しかし現実には、そのうたい文句を裏切る事態がいくつも生じているようだ。ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
(C)Tien phong,LN、FV病院 |
今年2月20日に腰の痛みでホーチミン市ゴーバップ区のブーアイン国際病院を受診した男性フンさん(71歳)は、腰椎圧迫骨折と診断され骨セメント注入療法を勧められた。手術を受けて一度は退院したフンさんだが、強烈な痛みに襲われて再入院。容態が変わらないため別の病院に転院して治療を受けたが、5月1日に死亡した。フンさんの妻はブーアイン病院側の不手際が夫の死につながったのではないかと不信感を抱いている。
ホーチミン市7区のフランスベトナム病院(FV病院)は、主にフランス人医師が診療する、富裕層のための病院として知られている。ところが最近、死亡した患者の遺族から立て続けに5件の訴訟を起こされている。