5日午前、ホーチミン市人民委員会のフア・ゴック・トゥアン副主席の決定書を手渡しにフンブオン大学を訪れた市幹部団が、同大学の職員らによって大学内に2時間余り閉じ込められる事態となった。5日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
幹部団は、フンブオン大学のレー・バン・リー学長とダン・タイン・タム理事長の職務一時停止決定を実施するため同大学を訪れ大学側と協議していたが、この席に学長秘書を含むグループが乱入、トゥアン副主席の出席していない協議は不法などと叫んで、これを認める書類に署名するまでは帰さないと幹部団を閉じ込めた。2時間余り経過した午後0時半になって地元警察が介入し、事態は打開された。
フンブオン大学では民営化(私立大学化)プロセスを巡って、リー学長とタム理事長との間で紛争が生じて問題になっていた。市人民委は調査を実施し、学長と理事長には多くの違反行為があったと結論付け、責任の所在を明らかにするため2人の職務を一時停止する決定を行った。