ホーチミン市税務局はこのほど、同市の私立フンブオン大学に税に関する違反行為があったとして、17億4200万ドン(約700万円)の罰金を科す決定を出した。同局は37億5900億ドン(約1500万円)の追徴課税も実施する。15日付ベトナムネットが報じた。
同大学では大学の民営化(私立大学化)プロセスを巡って、レー・バン・リー学長とダン・タイン・タム取締役会長(サイゴンインベストグループ会長)との間で不和が生じている。タム会長は、取締役会が学長によって無効化されており、公印がないために株主総会の召集手続きもできないと報道機関に話していた。
一方リー学長は14日に開かれた会議で、タム会長は民営化の決定が出された時点で既に民営化が完了したものと誤解しており、そこから主導権争いに発展したと主張した。この会議で、管理委員会や株主の代表者は大学民営化のプロセスで法律違反があったことを認める発言を行った。