ウィルスセキュリティ国内大手のBKAV社が発表したデータによると、2011年にベトナム国内でウイルス感染したコンピューター台数は6420万台に上り、毎日1750台のコンピューターがウイルス感染している計算になる。12日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
2011年に新しく発見されたウイルスは3万9000種、この内、最も危険性が高いウイルスは、コンピューター約420万台が感染した「W32.Sality.PE」とされている。また、公的機関および企業のウェブサイト2250件が攻撃され、ウイルス感染したコンピューターから機密情報が漏洩した恐れがあるという。
また2011年には、インターネット上での詐欺が多発。同社はヤフーメッセンジャーを通して詐欺に遭ったという告発を毎月平均30件受けていたという。ヤフーメッセンジャーの他、フェイスブックなどのオンラインチャットを通じたウイルス感染も多数報告された。