ウィルスセキュリティソフト国内大手のBKAV社はこのほど、2010年に国内で延べ5860万台のコンピュータがウィルスに感染したと発表した。1日当たり16万台以上のコンピュータがウィルスに感染していることになる。23日付サイゴンタイムズ紙電子版が報じた。
BKAVによると、昨年は5万7835種類のウィルスが新たに出現したが、最も多く広まったのは「Conficker」と呼ばれるウィルスで、コンピュータ650万台に感染した。自分の形を変えて広がるタイプのメタモーフィックウィルスも感染力が強く、「Vetor」と「Sality」という2種類のウィルスが590万台に感染した。
BKAVは今年のコンピュータウィルスの状況について、「Rootkit」というウィルスが広まると予想。また、メタモーフィックウィルスも今後しばらく広まるだろうとしている。