ベトナム航空局はこのほど、航空管制のミスを犯したタンソンニャット空港の管制官らに対して、3か月の停職処分と罰金処分を下したと発表した。4日付VNエスプレスが報じた。
今回の処分は、10月1日に台湾発ホーチミン着の旅客機が着陸する際、本来着陸するはずの「R(右)25」の滑走路ではなく、誤って「L(左)25」の滑走路を指示し、この管制ミスの報告を怠ったことによる処罰。管制ミスに気づいた他の管制官が改めて指示を出したので、事なきを得たが、このとき「L25」の滑走路では、清掃車などが作業しており、危うく大惨事となるところだった。
航空当局は、航空管制のミスは絶対に許されないもの。航空管制官には空の安全を保障する義務があり、管制ミスが航空事故を招くことがあってはならないとし、管制ミスを犯した管制官らを厳しく処分した。