ハノイ・タトゥー(入れ墨)クラブの主任を務めるチャン・チー・ヒエウさんは、タトゥーを入れようとクラブを訪れる若者達に、必ず相談の時間を設けて話を聞き、考え直すよう促している。20日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
同クラブの統計によると、恋人の名前を腕や左胸にタトゥーした人の90%以上が、後に修正している。そのため、タトゥーを入れる前に話をするようにしている。ほとんどは笑って済ませるが、中には怒り出す人や取り止める人もいるという。
ヒエウさんは、自分自身はタトゥーを入れておらず良いとは思っていないとしながらも、若者達の間にタトゥーの需要があることは事実だとして、適切な環境を用意しようとクラブを立ち上げた。「路上でのバイクレースを止めさせるにはレース場が必要。タトゥーも安心してできる場所が必要だ」と話す。
同クラブでは、クラブ内での喫煙や乱暴な言葉使いを禁止するなど、厳格な規則を設けている。また、全員にIDカードの提示を求め、18歳未満の場合はタトゥーを拒否している。