メコンデルタ地方チャビン省国境警備軍指揮部のボー・バン・トイ副部長は17日、同省沖海域の深さ16メートルの海底で武器の積まれた沈没船を発見したと明らかにした。17日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
この船は長さ約20メートル、幅約4メートル。船内からは多数の自動小銃SKSカービン、大砲、砲弾などが錆びた状態で発見された。軍関係者によると、この船はベトナム戦争中に海のホーチミンルートに沿って北部から南部の戦場に武器を運搬していた船で、1967年に沈没した可能性が高いという。
同省国境警備軍指揮部と軍事指揮部は同日、沈没船が発見された海域で現場保存業務を開始すると共に、漁民らに対し当分の間同海域での漁を行わないよう呼び掛けた。