ハノイ市の中心部と西部を結ぶタンロン大通り(旧名:ラン~ホアラック間道路)は、今月3日から制限速度が時速100キロから80キロに引き下げられた。これを受けて同市交通警察は5日からスピード測定器(スピードガン)による取り締まりを行い、17日までに50件以上の速度違反を摘発した。18日付ティエンフォン紙電子版が報じた。
違反者の多くは5~10キロの速度超過で、30万ドン(約1200円)の罰金が科せられた。10~20キロオーバーは80万~120万ドン(3200~4800円)の罰金、20キロ超は100万~600万ドン(4000~2万4000円)の罰金と30~60日間の免許一時停止となる。制限速度が引き下げられた理由は、この道路の工事がまだ完了していないことや路面に多くのくぼみがあることなど交通事故の危険性が高いと交通運輸局が判断したため。
交通警察が覆面パトカーの車内でスピードガンを使って測定し、制服ではなく平服で取り締まりをしていることについて、違反者から疑問の声が上がっているが、第11交通警察隊のホアン・バン・ダオ隊長は、規定に従って任務を遂行していると説明している。