ハノイ市交通運輸局は26日、ハノイ市の中心部と西部を結ぶタンロン大通り(旧名:ラン~ホアラック間道路)の交通安全対策会議を開き、この道路の工事がまだ完了しておらず道路管理が行き届いていないため、交通事故の危険性が高いことを認めた。タンロン大通りは国内で最も近代的な高速道路として、9月29日に開通したばかり。
開通から1カ月が経過したが、交通標識・中央分離帯・照明施設の設置、車線区分線のペイントなどの作業がまだ完了していない。また同道路では、逆走やスピードの出し過ぎなどの交通違反から、盗電、ガードレールの盗難、バイクを中央分離帯を越えて反対車線に移動するサービスなどの違法行為まで出現し始めている。
同市交通安全委員会によると、同道路でこの1カ月間に多くの交通事故が発生しているという。21日にはバイクの車輪が路面のくぼみにはまり、中央分離帯まで体を投げ飛ばされた青年が死亡する事故が起きている。