11日午後、マグニチュード 9.0を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、日本では大津波による被害が拡大しているが、この地震のベトナムへの影響について、地球物理研究院のグエン・ホン・フオン副院長は、米国と日本の津波警報センターがロシアや台湾などに津波警報を発令したが、ベトナムは津波警戒地域の対象となっていないと明らかにした。12日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
また、仮にインドネシアやフィリピンで津波が起きた場合も、地理的条件から津波は両国の海域で止められ、ベトナムに津波の影響が出ることはないとされている。
また、ホーチミン市の日系旅行会社によると、地震発生直後は、日本の事務所と連絡が取れなかったものの、現在は相互連絡に問題はないとしている。地震発生時に同社のツアーでベトナムに滞在していた日本人観光客は、まだ帰国日まで数日あり帰国日程に変更はない。さらに、今後数日間に日本からベトナムを訪れるツアーの遂行日程にも現時点で変更はないという。